第18話・・金利・為替・輸出入関連株

 7月末、日銀は7月31日の金融政策決定会合で、政策金利を0.25%程度に引き上げることを決定しました。日本では、物価上昇率を2%と定め、マイナス金利も含めた金融緩和政策をとって来ましたが、ここで方向転換となります。一方、米国では物価高騰を抑制するために金利を繰り返し引き上げてきましたが、今月FRB議長は、9月には利下げに踏み切ることを示唆しました。こちらも方向転換です。この両者の方向転換で、日米の金利差は縮まることになります。このような金利の動きが日米の為替や景気、そして輸出入関連企業にどのような影響があるのか、基本的な関係について...

第17話・・是非利用したい金融経済教育推進機構のコンテンツ

 7月末、日銀の政策金利引き上げの発表や米国の経済指標悪化を引き金に株価が急激に下落しました。株式のみならず投資信託商品の価格も低下して、つみたてNISAをやっている人も評価損になったのではないでしょうか?私自身の積立も下落直前に比べると数十万の損失になっています。このような状況に陥った時に、積立投資のメリットや自分自身の投資の目的の重要性などを理解していないと、慌てて売却してしまいがちです。...

第16話・・投資から見る成長産業(半導体)

 個別株はもちろん、投資信託でも組み入れられた株式をチェックすると、どんな企業に投資しているかがわかります。自ら投資している企業がどのような分野の企業で、何をしている会社なのか、将来性はどうなのかなど調べることも投資の面白さです。  例えば、つみたてNISA対象商品のeMAXIS...

第15話・・・新NISAの利用状況

 金融庁から今年3月末時点での新NISAの利用状況が発表されました。口座数は、約2322万口座になっています。旧NISAであった2019年の口座数(一般NISAとつみたてNISAの合計)から約1000万口座増加し、加入できる18歳以上の人口の概ね4.5人に1人が利用していることになります。下記は年代別の加入者数ですが、20歳代から各年代で満遍なく利用されていることがわかります。...

第14話・・最近の金融情勢と対応

 4月26日に日銀政策決定会合が行なわれましたが、政策金利の変更はなく、円安は更に進行し1ドル150円台後半の水準になっています。日銀の上田総裁は記者会見で、今後円安が物価に影響を及ぼすことになれば金融政策による対応を検討する考えを示しました。  一般的に金利が上がれば、株価は下落方向への圧力がかかります。今後、実際に金利の引き上げが行なわれれば、現在の株価が急速に最高値を更新している反動もあり、株価は予想以上に大きく下落する可能性もあります。...