2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられ、18歳の誕生日を迎えると親の同意がなくても、携帯電話の購入やクレジットカードの作成ができるようになりました。一方で、金融トラブルの増加を防ぐため、金融リテラシー(金融・経済に対しての知識を正しく理解し、適切に判断すること)を身につけることが重要であるとの認識の下、高校において金融教育が必修化されました。

 人生100年時代におけるマネープランの必要性、高齢者を狙った投資詐欺の防止、新NISA制度の効果的な活用など、若者に限らず全年代で金融教育が必要になっています。昔は、「武士は食わねど・・」的なお金の話を忌諱するような雰囲気であった元自衛官の方々も例外ではありません。You Tubeなどでも投資に関する多くの情報がアップされていますが、ここではより基礎的な事を系統的に整理された教育資料を紹介します。子供達に負けないよう是非、一読ください。

1.高校生のための金融リテラシー講座(←左記クリックするとページにジャンプ)

 ライフプランやお金に関する全般について、金融庁が高校生用の教材として纏めたものですが、基礎的なことを再確認する上で、大人が見ても十分参考になります。内容は、第1章 「家計管理とライフプランニング」第2章 使う(お金を使う上での注意など)第3章「備える」~社会保険と民間保険 第4章「貯める・増やす」~資産形成 第5章「借りる」第6章「金融トラブル」第7章「まとめ」、全部で114ページのパワーポイントで纏められています。

2.日本証券業協会「投資の時間」(←左記クリックするとページにジャンプ)

 投資全般の資料です。投資を学ぶ(基礎編)と投資を学ぶ(応用編)に分けられ、
 基礎編では、①お金の計画の必要性、②資産運用とは、③リスクとリターン、④金融商品の特徴、⑤投資のはじめ方
 応用編では、①みんなのギモンに答えます!投資Q&A(動画)、②「とうしくん」とタイムトラベル!~資産形成を体験しよう~、③証券投資でより良い世界を!SDGs・ESGのいろは、④5分で解説!証券投資の疑問にお答えします(動画)、⑤知って得する!資産運用の基礎知識(動画)、⑥株主優待・配当金の魅力、⑦みんなの証券投資体験談などです。

3.投資信託協会「投資を学ぼう」(←左記クリックするとページにジャンプ)

 投資信託に関する資料です。「過去学校で学ぶ資産形成」、「投資信託を学ぼう」、「J-REIT(リート)を学ぼう」、「ファンドを探す」などの項目があり、「投資を学ぼう」の内容は、①投資信託ってなんだろう?②投資信託のメリットとリスク、③どんな種類があるの?④情報を得るには、⑤コストと税金、⑥購入から換金までの流れ、⑦ETFってなんだろう?⑧専門家に学ぶ 投資信託実践編、⑨投資信託Q&A100選、⑩老後にしっかり備える!確定拠出年金の話、⑪投資にかかる税金がゼロに!NISA(ニーサ)の話、⑫コツコツ投資でアワテナイ!積立投資の話となっています。