自衛官にとっての「人生100年時代」(8)

「+アルファ」が選択肢を広げる 「この道一筋」の限界を知ろう  前回、「人間としての成長」を目指す上で、「自衛官+アルファ」の「アルファ」が大事ということに触れたが、その細部について取り上げよう  先日、「業務管理教育」で再就職中のOBが「自衛官として勤務をしっかりやっておれば資格など必要ない」と講話していると聞いた。また、割と自衛隊に理解のある有識者がメルマガで同様の趣旨のことを書いていた。...

自衛官にとっての「人生100年時代」(7)

「人間としての成長」を目指そう  前回、定年後の「人生計画」をつくろうと呼びかけた。現実は、数年内に定年を迎える隊員達はその必要性を理解しても、部隊の中核となって日々多忙な業務をこなしている若い隊員達は、自分の定年や定年後の人生まで考えている者は少ないことだろう。昨今のような情勢なればなおさらである。「ではどうすべきか」について幅広く考えてみよう。 日々の「意識の持ち方」  そのスタートは、日々の「意識の持ち方」にあることは間違いないだろう。...

自衛官にとっての「人生100年時代」(6)

定年後の「人生計画」を作ろう 取り残されている自衛官!  今回からしばらくの間、「人生100年時代」を睨みながら、現役時代に何を準備すればいいか、という本シリーズの核心に迫ってみようと考える。「人生100年時代」、若年定年の自衛官にとっては、マラソンの「折り返し点」を少し回ったあたりで定年を迎え、その後も長い人生が続くことについては、シリーズ冒頭でも触れた。  表は、一般の就業者と退職後2、3年後の元自衛官の「何歳まで働きたいか」の意識調査を比較したものである。...

自衛官にとっての「人生100年時代」(5)

雇用環境の抜本的変化 「働き方改革」の推進  もう少し雇用環境の変化を整理しておこう。前回省略したが、1918年6月に整備された「働き方改革」関連法も我も国の雇用環境を大きく変えた。  「働き方改革」は、我が国が「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」「育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化」などの状況に直面していることから、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ることを目的としていた。...

自衛官にとっての「人生100年時代」(4)

「生涯現役社会」の実現 人的戦力を確保できるか     前回まで取り上げたように、我が国は、先進国の先頭を走って「少子化」と「高齢化」が同時に進行している。よって、我が国独自の「少子高齢化」対処モデルを作り、早急な対策を講じる必要があると考えるが、自衛隊に対する影響も少なくないだろう。...